一周年記念代打テキスト第二弾
どうも皆様、この度代打テキストを書かせていただきます
とくがわ＠偽装科学総合研究所です。よろしくお願いします。
何で代打テキストなのか？
それは私のサイトが一周年を迎えたからです！
平たく言えば、一周年記念特別企画、ですね。
(まあ一周年は先日過ぎちゃったんですが…)
さて、Tealさんが私のサイトで華麗に1000ゲットされて以来のつきあいなわけですが、
Tealさんとこではジャストブリードの紹介なんかもされてます。
キャラクターデザインは高田裕三さんですね(ふと思い出した)。
ENIXの隠れた名作なんですが、残念、まだプレイしてない…。
ところでENIX(現SQUARE ENIX)といえばドラクエ(すんません短絡で)、
ドラクエといえばスライムなわけです。なんかスライムゲームも出るし。
というわけで第二弾のお話は
リアルで怖いスライムの話
そもそもスライムに近い性質の現実の生物なんですが、
2つほど候補があります。
1. アメーバ
2. 細胞粘菌類
アメーバというのは一個の細胞からなる生物で、特に決まった形をしていません。
仮足というものを出したり引っ込めたりしながら移動します。
自由に変形しながら生活していて、
水中の有機物なんかを食べながらのんびり暮らしています。
で、アメーバなんですが分裂によって増えます。
増えるということはどっかで死ななきゃならないのですが、
こいつらには寿命がありません。不老不死です。
といっても絶対死なないわけでなく、いうなれば死ぬ時は必ず事故死です。
しかも乾燥に耐える形態になると、下手したら数万年の時を越えられます。
ある意味何万年も生きてるアメーバって怖すぎです。
ドラクエのスライムなんか話になりません。すごすぎです。
こんなすさまじいアメーバですが、大きさが小さいので一安心です。
でも、コンタクトレンズや土壌にいる奴が人間に危害を加えることもあるので要注意ですが。
さて、もうひとつの細胞粘菌類について説明しましょう。
細胞粘菌類は森の中とかにいる菌類の一種ですが、
菌糸の状態とスライム状態、そして子実体(きのこみたいなもの)になります。
菌糸の状態は要するにカビです。
有機物を食べたりしながら増えます。このときはただのカビみたいなものです。
しかし栄養がなくなってくると話が変わります。
カビ状態の菌糸が集合して集合体となり、スライム状態で移動を開始します。
で、適当なところに達すると子実体を形成します。
こっちは集合体によってはものすごく大きくなります。
数十メートルの粘菌集合体が森の中をずるずる進んで行くわけです。
ドラクエのスライムどころじゃないですね。でかすぎです。
ただ細胞粘菌類は環境の変化には弱く、下手すればカビに喰われます。
…スライムより弱いですがな。
しかもすばやく動くわけでもないですし。
…スライムがすばやく動けるわけが無いじゃないですか。
ところで粘菌、なんと迷路を解く知性を持っているというのです。
北海道大学ではその粘菌の情報処理について研究を行っています。
たかが菌の癖に知性を持ってるとは…。
話し変わって洗濯のりなどを使って、スライムのようなものをつくることも出来るわけですが、
こっちは単なるどろどろしたものです。
別に動きません。
ただこれに鉄粉を加えると、磁石で動くスライムは作れます。
だからどうしたって話ですけどね。
ほって置いたら乾くってのはご愛嬌。
ゲームに出てくるようなスライムってのは、近いものは有るけど同じものは無いわけです。
が、それぞれがある意味スライムを凌駕してるってのはなんとも…。
大自然ってやっぱりすごいですな。
そこまでの能力がないと生きていけないのかと。
…パンダなんかを見てると大自然って以外と甘いなーとも思うのですが。
改めて、一周年おめでとうございます（１１月１１日で１周年でした）。そして代打テキストありがとうございました。フリがジャストブリードとはかなり意表を突かれました。感想等を書きたい人は、偽装科学総合研究所の掲示板に書いてくれれば嬉しいです。うちの掲示板でもいいけど転載しちゃうよん。
粘菌と言えば、風の谷のナウシカ（マンガの方）で、巨大な集合体となって移動するばかりか、上空の飛行物体まで捕食しようとする粘菌が登場しますな。知性まであるやつがいるなら、あれも実は丸っきりフィクションてわけでもないのか…。しかし、不老不死のアメーバといい、知性を持つ粘菌といい、なかなか侮れませんね。原始的とか下等とか言われる生物の方が驚異的な能力を持ってたりして、ホント大自然てすごいわ。
あまり関係ないけど、昔流行ったスライムってオモチャ。なんであんなのが流行ったのか誰か納得のいく説明をしてくれい。